二重瞼の整形に興味があるものの、整形に対する恐怖や不安を感じる方も多いでしょう。
そんな方におすすめな施術方法が「二重埋没法」です。切開を伴わず糸で瞼を固定するだけのシンプルな手術で、リスクが少なく自然な二重が手に入ります。
二重埋没法は施術時間が短く、ダウンタイムも少ないため、忙しい方にもおすすめの方法です。
今回は二重埋没法についてや埋没法のメリット、デメリットを解説します。また、切開法との違いや、施術後のダウンタイムについても紹介します。二重整形を考えている方はぜひ最後まで読んでください。
二重埋没法とは
二重埋没法とは、「切らない二重整形」と呼ばれているもので、二重にしたいラインに医療用の糸を通して理想の二重を作る整形術です。糸を外側から見えないよう、瞼の内側に埋没させることから埋没法と呼ばれています。
ここでは二重埋没の種類や切開法との違い、ダウンタイムについて解説していきます。
二重埋没法の種類
二重埋没法には「瞼板法(けんばんほう)」と「挙筋法(きょきんほう)」の2種類の手術方法があります。
瞼板法とは、瞼の裏にある瞼板と瞼の表側を縫い合わせる施術です。
瞼板法で縫う瞼板という箇所は、瞼を開けたり閉じたりする際に、眼球が直接擦れるところです。そのため、縫う際に糸をしっかり強く縛らないと、手術後に糸が瞼の裏側から出て眼球にぶつかる可能性があります。それによって、瞼に違和感が出るリスクが生じます。
挙筋法とは、瞼を引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)と瞼の表側を縫い合わせる施術です。
眼瞼挙筋は柔らかい筋肉組織であるため、瞼板法とは違い糸はゆるく縛る施術となっています。挙筋は瞼板よりも瞼の奥に存在する筋肉であるため、瞼板法と比べて挙筋法の方が若干高度な施術方法となり、医師によって技量の差が出ます。
切開法との違い
二重整形には大きく分けて埋没法と切開法の2つがあります。施術方法や費用の違いを以下の表にまとめました。
切開法 | 埋没法 | |
施術方法 | 瞼を切開して二重を作る | 糸で瞼を縫って二重を作る |
施術時間 | 60分〜90分 | 10分〜20分 |
費用 | 100,000円〜400,000円 | 30,000円〜200,000円 |
持続力 | 半永久的 | 3年から〜5年 |
切開法は埋没法と比較すると施術時間が長く、料金も少し高めに設定されています。切開法は一度施術を行えば効果は半永久的であることも特徴です。
費用に関しては、受けるプランや保証によって、価格が変動します。保証内容はクリニックによって異なるため、担当医師とよく相談の上決めましょう。
埋没法のダウンタイム
埋没法のダウンタイムは2日から1週間といわれています。ただし個人差があるため、1週間以上続く方もいます。施術中に力むと腫れや内出血が出やすくなるため注意しましょう。
また、ダウンタイム中の注意点は以下の通りです。
- ゴシゴシ洗顔しない
- メイクする際は粉が入らないようにする
- コンタクトは施術後24時間はつけない
洗顔はしても大丈夫ですが、こすらず、柔らかく洗顔してあげるといいでしょう。とにかく、傷口には触らないようにすることが早くダウンタイムを長引かせない方法です。
瞼に違和感を感じた際はすぐにクリニックに相談しましょう。
二重埋没法が向いている人
二重埋没法が向いている人は以下の通りです。
- 瞼が薄い人
- 蒙古襞が小さい人
- 費用を抑えたい人
- 幅が広めのくっきりした二重にしたい人
埋没法は皮膚を切らずに施術できるため、二重整形が初めての方でも受けやすい施術です。二重整形することで、日々のアイプチをつけるための時間も短縮できます。
ただし、瞼の分厚さや蒙古襞の状態によっては、埋没方が適さない場合もあるため、医師に相談して施術方法を決定しましょう。
二重埋没法のメリット・デメリット
二重埋没法は切らずに二重まぶたを作れることから人気のある施術です。ここでは、二重埋没法のメリット・デメリットについて解説します。
メリット
二重埋没法の大きなメリットは「手軽さ」です。施術料金の価格相場はおよそ30,000円からとなっています。
また、施術時間も短いのもポイントです。施術時間は15分〜20分とされており、入院の必要がなく施術後は日帰りが可能です。
埋没法は施術後、仕上がりが気に入らないときや、好みが変わったときに、糸を抜くことで元に戻せます。切開法と違い、やり直しが効くこともメリットの1つといえます。
デメリット
二重埋没法のデメリットは糸が取れる可能性があることです。埋没法は永久的ではなく、時間の経過や目を擦る行為で糸が緩んだり取れたりします。
全ての刺激を無くすことは難しいですが、日頃から極力目を触らないように心がけましょう。
また、埋没法は医師の施術によっても仕上がりが異なります。埋没法の実績が多く、得意としている医師に頼むのも、糸の維持に繋がります。
埋没法で作れる二重の種類
二重には「末広型二重」と「平行型二重」の2種類があります。ここでは。それぞれの二重の形について解説していきます。
末広型二重
末広型二重は、二重のラインが蒙古襞(もうこひだ)の中に収まり、目尻に向かって二重幅が広くなるのが特徴です。自然な印象で、蒙古襞がある日本人の目の形によく似合うといわれています。
目頭が一重と同じ状態になるため、丸みを帯びたかわいらしい印象に仕上がります。若々しさやかわいらしさを求める方におすすめです。
また、二重ラインの狭い「奥二重」も末広型の一種です。
平行型二重
平行型二重は、目頭から目尻までまぶたの形のラインが平行になっているのが特徴です。パッチリと華やかな印象の目元にしたい方におすすめです。
ハーフのような印象を出せるため人気がありますが、蒙古襞があるといったような目元の状態によっては難しいケースもあります。そのため、目頭切開を組み合わせた施術が必要になる場合があります。
二重埋没法に関するよくある質問
ここでは二埋没法に関してよくある質問をまとめました。目の腫れについてやクリニック選び、目の左右差についてお答えします。少しでも疑問や不安を解消して、施術に臨みましょう。
施術後は目元が腫れる?
ほとんどの場合、施術後は腫れと内出血が現れます。泣き腫らしたような腫れが生じ、施術後2日から1週間かけて引いていくといわれています。
腫れを早く引かせるためには、患部の冷却が大事です。保冷剤に清潔なタオルやガーゼを巻いたものでアイシングしましょう。あまりに痛みが続く際はすぐにクリニックに相談しましょう。
二重埋没法のクリニック選びのポイントは?
二重埋没をおこなう際のクリニック選びは重要なポイントです。クリニックを選ぶ際は以下の点を確認しましょう。
- 実績の多さ
- 口コミ評価
- カウンセリングの丁寧さ
- アフターフォローや保証の充実度
アクセスの良さや値段の安さもクリニック選びにおいては重要ですが、最も重視すべきポイントは「クリニックを信用できるか」です。埋没手術を多く行っているクリニックは実績や症例写真を掲載しています。
口コミは施術に関してのみではなく、医師や病院など全体の評価も記載されています。いい評価も悪い評価も総合的に見て判断しましょう。
口コミを確認するうえで利用されるサイトは以下の通りです。
- 検索エンジンでの口コミ
- 美容整形専門のサイトやアプリ
- SNS(XやInstagramなど)
アフターフォローや保証も確認しましょう。アフターフォローがないクリニックもあるため、カウンセリングの段階でどの程度の保障が受けられるかも確認が必要です。
施術で左右差ができることはある?
医師の技量や患者の目の状態によっては、左右左ができることがあります。目を開く力に差がある場合は、左右の目で違うデザインにすると左右差が出るのを防げます。
そのために、クリニック選びや、丁寧なカウンセリングは必須です。
施術前にはカウンセリングやシミュレーションを必ず行いますが、カウンセラーやナースがカウンセリングをするクリニックもあります。施術を担当するドクターがシミュレーションをするクリニックを選ぶことで、イメージと相違が出る事態をなくせます。
まとめ
今回は二重埋没法について、メリットやデメリット、切開法との違いについて解説しました。二重埋没法は短時間、低コストで施術が可能な整形方法で、切らずに自分の好みのデザインにできます。デザインが気に入らなかった場合はやり直せるのもメリットの一つです。
一方、切開の必要がない分、持続力は低くなるリスクがあります。また、瞼の状態によっては二重埋没法が適さない方もいるため、施術前に医師とのシミュレーションが必要不可欠です。
美容整形は不安がつきものですが、クリニックでは無料カウンセリングを行っています。気軽に相談できる場になっているため、二重整形で悩んでいる方は、是非一度相談してみてください。